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名称 上庄八坂神社のクスノキ
(かみのしょうやさかじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1) 実際はもっと低い
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県みやま市瀬高町上庄(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−53−87
〃 緯度・経度 北緯33度09分29.3秒
東経130度28分03.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2007年1月29日、互いに隣接する3町が合併して「みやま市」誕生。旧行政区は山門郡瀬高町
地図を見ると、みやま市と柳川市の境界線は、大部分が矢部川(やべがわ)の流路の中央に引かれている。しかし、一部で矢部川を越えてはみ出しているところがある。そこが瀬高町上庄(せたかまちかみのしょう)である。
平安時代、もともとこのあたりは瀬高庄と呼ばれる荘園だったらしい。その領域は矢部川の両岸にわたってかなり広く、現在の柳川市の一部も含まれていたようだ。
大治6年(1131)、瀬高庄は、矢部川を境に瀬高上庄・瀬高下庄に分割された。(以上、柳川市公式HPの「瀬高庄と鷹尾文書」を参考)
現在の地名に残る上庄・下庄の範囲は、当時に比べて遙かに狭くなったとはいえ、今も900年近く昔の地名を名乗っているわけだ。(市境が矢部川を越えることになったのも、上庄・下庄を一体のものとして周囲が認めたということだろうか?)
その上庄地区、国道443号を対称軸として、山門(やまと)高校とほぼ対称となる位置に、八坂神社がある。
左図は、その社頭に立つクスノキ。
大枝がすべて切られ、ずいぶんこぢんまりした姿だ。今は、クスノキにとって試練の時期ということなのだろう。
幸い、残った小枝は緑を満載している。
枯死してしまう心配はないように思われる。 |
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