ページタイトル:上の森のコナラ サイトのシンボル

画像:上の森のコナラ

画像:上の森のコナラ(幹と並ぶ)
名称 上の森のコナラ (かみのもりのこなら)
名称の典拠 なし
樹種 コナラ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 長野県駒ヶ根市中沢中山
 
〃 3次メッシュコード 5338−40−72
 
〃 緯度・経度 北緯35度44分10秒
           東経138度01分51秒
駒ヶ根市指定天然記念物(1970年4月24日指定)(注2)
撮影年月日 2008年6月14日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)天然記念物指定名称は「中山上の森」。近くに3.3mのアカマツ、3.4mのサワラなどがあるので、これらを含めて樹林全体を指定したものと思われる





 気になっていたコナラだが、個人所有の木で、「上の森」の詳細な場所が分からず、樹高からみて旧環境庁資料にある視認性もあてにできそうにないので、探訪は諦めていた。
 それが「時間の輪」に載っていた。今までも何度か、巨樹探しではこのWEBサイトのお世話になっている。記述が的確なことについては、よく知っている。「アクセス」紹介に記されたとおりに行ってみることにした。
 期待どおり、大正解。迷うことなく、コナラに達することが出来た。
 しかし、問題発生。周辺をロープによる柵で囲ってあり、近づくことができない。このあたりも、野生動物による食害を受けているのだ。
 人間を拒んでいるのではないのだろうと思いつつも、やはり無断で柵越えはできない。ロープの外側からの撮影だけで諦めて帰りかけたところ、偶然、所有者にお会いして、立ち入り許可を得ることができた。
 コナラは、林道からは、小さな流れを越えた先。近くの建物は「祝殿」である。周囲に巨木が数本立つなかで、このコナラは別格。
 フジが絡みついている。これもかなりのものだが、コナラは、ものともせず、自身の姿勢を保っている。
 やはり、このコナラが森の主(あるじ)なのである。 
 
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