ページタイトル:越中白山宮のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:越中白山宮のスギ(幹と並ぶ) 名称 越中白山宮のスギ
    (えっちゅうはくさんぐうのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 富山県南砺市上梨(注2)
 〃 3次メッシュコード 5436−47−84
 〃 緯度・経度 北緯36度24分40.0秒
           東経136度55分51.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月1日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)平成16年(2004)11月1日、8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は東礪波郡平村





 上梨集落のほぼ中央、国道156号沿い。国指定重要文化財村上家住宅の北に越中白山宮が鎮座する。(富山県神社庁の神社紹介ページで白山社となっているので多分それが正式名だと思うが、むしろ越中白山宮の名前の方が通りが良い)
 加賀の霊峰白山からは直線距離で30km以上離れているけれども、富山県(越中国)では最も白山に近い場所に鎮座する白山さまである。
 案内板によれば、養老年間(717〜24)、越の大徳と慕われた泰澄(たいちょう)が、ここから7kmほど南の県境に聳える人形山(にんぎょうざん、1726m)の山頂に勧請したのが始まり。天治2年(1125)、市郎右エ門なる村人の夢枕に、この上梨村に遷すようお告げがあり、遷座したとのこと。文亀2年(1502)に作られた本殿は国指定重要文化財。
 参道の両側に大杉が並び、旧環境庁資料では、幹囲3m超の巨木は7本。
 そのうちの1本だけが特に大きい。それが左図のスギである。
 回りを元気なスギたちが囲んでいて心強い面もあるが、かなり傷みが進んでいるように思われる。内部には空洞もあるのではなかろうか。
 まだまだ頑張ってくれるよう祈りたい。
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