ページタイトル:上平窪のスダジイ サイトのシンボル

画像:上平窪のスダジイ その1(幹と並ぶ)

画像:上平窪のスダジイ その2
名称 上平窪のシイノキ (かみひらくぼのしいのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県いわき市平上平窪字横山
 
〃 3次メッシュコード 5540−56−19
 
〃 緯度・経度 北緯37度05分44秒
           東経140度52分12秒
福島県指定天然記念物(1953年10月1日指定)
撮影年月日 2009年2月22日

注1)福島県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査による





 利安寺の旧境内地の外縁部。墓地に散らばって立つ7本のシイノキが、福島県天然記念物に指定された。
 今も全部で7本あるのかどうかは、数えてみなかったので不明だが、そのうち、3本が目通り5mを超えている。ほかのシイたちは、これらより、かなり細い。
 上図は、墓地に向かって右手。掲示したデータはこの個体のもの。地上1m強の高さで大きく2幹に分かれている。これが一番太い。
 下図は、宝形造りの大日堂背後に立つ個体。これも5m以上の幹囲をもつ。樹形は、これが一番。
 案内板に、「シイノキは本県と宮城県の海岸地帯が自生の北限」とあった。
 植物生態学的なことはよく知らないが、県教委の説明であるから、多分本当なのだろう。
 でも、これらが果たして人の手で植えられたのか、そうでないのかについては、簡単に即断できないのではなかろうか。スダジイは、ドングリを食用にすることができるため、飢饉に備えて、しばしば社寺境内に植えられることがあるからだ。
 これらの由来がどうであるにせよ、案内板にあるように、福島県内のスダジイ巨木が、いわき市以外でほとんど見られないことは確かである。
 
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