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画像:神ノ御杖スギ(全景)

画像:神ノ御杖スギ(幹と並ぶ)
名称 神ノ御杖スギ (かみのおつえすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 10.3m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 岐阜県郡上市美並町山田
 
〃 3次メッシュコード 5336−47−16
 
〃 緯度・経度 北緯35度40分44.5秒
           東経136度57分03.1秒
国指定天然記念物(1934年5月1日指定)
撮影年月日 2004年8月10日(左写真)
        2011年6月4日

注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)美並村(注4)と美並村教育委員会が連名で設置した案内板による
注4)平成16年(2004)3月1日、岐阜県郡上郡の7町村が合併して郡上市が誕生した。現地の合併前の行政区は郡上郡美並村





 東海北陸自動車道山田トンネル南口の西700mほどのところに熊野神社がある。
 案内板によれば、応和元年(961)、紀州熊野の比丘尼俊応が、夢告によって滝の権現を祀ったのが始まりという。その際に、熊野から持参した杖を地面に挿したのが根付いて、この大杉になったと伝承されている。
 ウラスギ(アシウスギ)の仲間らしく、太い横枝を何本も伸ばしている。失われた大枝もたくさんあるようだが、残された枝は青々と緑の葉をつけている。樹勢は良い。
 訪れたとき、境内が金網で囲われていることに驚いた。しかも、乗り越えられないように高圧電線まで廻らしてある。ただし、扉は施錠されているわけでないので、開けば自由に入ることができ、事実、「扉を開けて自由にお入り下さい」と記されている。
 この辺りも、野生動物の食害に悩やまされているのだ。柵の高さから想像するに、サルだろうか。それともシカだろうか。
 最近、以前ほどヒトを恐れない動物が増えてきたように思われる。いいことなのか、悪いことなのか。私には判断がつきかねるが、今後もずっと末永く共存してゆく方策はないものだろうか。
 
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