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名称 重右衛門杉 (しげえもんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 43m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 和歌山県日高郡日高川町初湯川(うぶゆがわ)平(注4)
〃 3次メッシュコード 5035−73−40
〃 緯度・経度 北緯33度57分33.3秒
東経135度22分58.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月22日
注1)旧美山村教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境省巨樹データベース(1996年調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注4)2005年5月1日、1町2村が合併して日高川町誕生。旧行政区は日高郡美山村
日高川中流、椿山ダムの西に平の集落がある。V字谷が続く険しい地形にあって、ここだけ確かに平らだ。
その西側、愛口(あたいぐち)集落との中間付近に、上阿田木神社(かみあたぎじんじゃ)が鎮座する。
古くは上愛徳(かみあたぎ)六所権現と称し、祭神は伊邪奈美神(いざなみのかみ)。
イザナミノミコトは火伏せの神とされる愛宕神社(あたごじんじゃ)の主祭神の一柱でもある。阿田木(あたぎ)は愛宕に通じていると考えてよいのだろうか。
スギを主体とした約3ヘクタールの社叢に、150本の巨木を数える。(環境庁「日本の巨樹・巨木林」による)
案内板によれば、永禄5年(1562)の兵火で焼失後、元亀2年(1571)に神社が再建された際に植えられたのだという。
その代表格が重右衛門杉である。
丹後重右衛門は元禄(1688〜1704)の頃、愛徳山下で庄屋を務めた人物らしい。なかなか有能な人物だったようで、「地区民敬慕の的」だったという。(案内板より)
神社にもよく貢献し、そのためこのスギに名を残すことになったということである。 |
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