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拝殿の天井裏には、ウミガメの甲羅や、まるで注連縄のような形に捩れたフジ蔓(巻き方から、フジではないのだが)等が奉納されていた |
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名称 亀山神社のクスノキ
(かめやまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 広島県呉市蒲刈町宮盛(かまがりちょうみやざかり)(注3)
〃 3次メッシュコード 5132−25−29
〃 緯度・経度 北緯34度11分39.6秒
東経132度44分06.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月26日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年3月20日、呉市に合併。旧行政区は安芸郡蒲刈町
旧蒲刈町は、瀬戸内海に浮かぶ上蒲刈島にある。かつての町民にとっては、連絡船が本土に渡る唯一の交通手段だったが、今は上蒲刈島と下蒲刈島、下蒲刈島と本土を結ぶ二つの橋により、陸路で結ばれた。(安芸灘大橋の自動車通行料が高いのが難点だが…)
宮盛集落は、上蒲刈島の北岸、中央付近。港の沖には大松島、小松島の二つの島が浮かぶ。
海岸近くのごく一部を除き、家々は港に向かって傾斜する斜面に建っている。亀山神社も同様。
集落内の道が狭く、車を駐める場所がないので、旧宮盛尋常高等小学校東校舎の駐車スペースに車を置かせていただいて歩いた。
社叢中にはクスノキ巨木が数本。なかでは入口の鳥居脇に立つ個体が最も大きい。(左図は石段の上から撮影)
クスノキの幹に蔓が絡みつき、周囲の灌木も伸び始めている。野性に返りつつある姿。
集落内に立地する神社なのだが、社叢の手入れまでは手が回らないのだろう。各地でよく見る風景である。
決してそれを非難しようというのではない。私は、美しい鎮守の森を維持するのがいかに大変かをよく知っているつもりだ。
若年人口の流出や人々の価値観の変化等、さまざまな要因があることだろうが、残念なことではある。
余談だが、島ではロードバイク(スポーツ用自転車)に乗る人を多く見かけた。何かの大会でもあるのかと尋ねてみたら、そうではないそうで、島には信号が少ないので走り易く、それに適当なアップダウンもあるので、自転車乗りの人気スポットなのだそうである。(安芸灘大橋も、自転車は無料とのこと) |
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