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名称 釜屋神社の楠 (かまやじんじゃのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 21m(注2)
目通り幹囲 10.5m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 福岡県八女市黒木町湯辺田字神道(注4)
〃 3次メッシュコード 4930−65−40
〃 緯度・経度 北緯33度12分35.6秒
東経130度37分43.0秒
黒木町指定天然記念物(1988年3月29日指定)
撮影年月日 2009年7月31日
注1)黒木町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2010年2月1日、八女市に合併。旧行政区は八女郡黒木町
釜屋神社は矢部川右岸に鎮座する。
案内板によれば、戦国時代の黒木城(猫尾城)主源助能(みなもとのすけよし)が、本分村にあった中瀬神社を建磐竜神(たていわたつのかみ)に合祀して田形村に移し釜屋宮と称したのが始まり。祭神は弥都波能売神(みづはのめのかみ)。水を司る神である。
のち寛永2年(1625)、神木のある現在地に遷座。湯辺田村の氏神となったという。
つまり、この場所では、クスノキの方が先輩だということだ。しかも、このクスノキゆえに神様がここに引っ越してきたことになる。もちろん、川辺にあることも祭神である水神にとって必要条件だったのだろうが、このクスノキは神様の目にも魅力的に映ったということなのだろう。
神様だけではない。岩盤をしっかり掴んであたりを見下ろすこのクスノキの姿は、一時的な訪問者に過ぎない私にもすばらしく思われた。 |
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