ページタイトル:覚王寺の銀杏 当サイトのシンボルマーク

画像:覚王寺の銀杏 名称 覚王寺の銀杏 (かくおうじのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 220年(注2)
所在地の地名 北海道函館市臼尻町(注3)
 〃 3次メッシュコード 6240−77−15
 〃 緯度・経度 北緯41度55分59.9秒
           東経140度56分46.6秒
函館市指定天然記念物(1978年2月28日指定)
撮影年月日 2019年6月16日

注1)「記念保護樹木」であることを示す案内板(北海道が設置、設置年月不詳)。天然記念物指定名称は「イチョウの大樹」
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による
注3)2004年12月1日函館市に合併。旧行政区は茅部郡南茅部町





 臼尻(うすじり)漁港の南、国道278号(道の駅がある新道ではなく、海岸線に沿った旧道)に面して、曹洞宗覚王寺がある。
 函館市地域資料アーカイブ「ADEAC」によると、『寛政12年(1800)、箱館の高龍寺の和尚によって覚王寺の前身龍宮庵が開かれたのがはじめであるとされている』ようだが、なにしろ明治以前の話で、確たる記録があるわけではなさそうだ。
 臼尻漁港の東では弁天岬が細長く突き出して、天然の防波堤となっている。今のようにちゃんとした港湾設備のない時代から、漁業を生業とする者にとって、ここが重要な場所であったことは想像に難くない。弁天岬の名といい、龍宮庵の名といい、ここに庵寺が創立されたのも海上安全と関係がありそうに思われる。
 境内のイチョウが函館市から天然記念物指定を受けている。(国道からよく見える)
 北海道にイチョウは自生しないので、このイチョウも人が植えたものである。
 上記案内板によれば、龍宮庵創建時からのものと考えられているようだ。
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