ページタイトル:霞城公園のシンジュ 当サイトのシンボルマーク

画像:霞城公園のシンジュ 名称 霞城公園のシンジュ
    (かじょうこうえんのしんじゅ)
名称の典拠 なし
樹種 ニワウルシ
樹高 不明
目通り幹囲 3.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県山形市霞城町
 〃 3次メッシュコード 5740−32−06
 〃 緯度・経度 北緯38度15分20.5秒
           東経140度19分50.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年4月18日

注1)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測。計測値は295cmをわずかに超えた





 エドヒガン古木に会うため霞城公園を訪ねて、シンジュという木に出会った。場所は二ノ丸東大手門の北側。この木がシンジュ(ニワウルシ)だと承知した上で対面するのは、これが初めてである。
 シンジュ(ニワウルシ)という樹種名だけは知っていた。しかしなにしろ今までシンジュは「真珠」かと思っていたくらいだから、私がその特徴など知るはずもない。では何故わかったかというと、樹種名を書いた大きなプレートが幹にくくりつけられていたからである。
 帰宅後「牧野新日本植物図鑑」を調べてみたら、西洋では「Tree of heaven」の俗名があるそうで、それを直訳して「神樹」としたものが和名になった。そういうことのようだ。ニワウルシの名もある。こちらはウルシに似た葉をつけ、庭で見かけるから。(注2)
 中国原産で、日本には明治10年(1877)頃渡来したらしい。最も古いものでも樹齢は150年を超すことはなさそうだ。
 環境省巨樹データベースにはシンジュとして3本、ニワウルシとして6本載っている。それらのなかに幹の太さが4mを超えるものはない。左図のニワウルシも日本では大木の部類に属すると思われる。
 初見参の嬉しさはあるのだが、年齢とともに記憶力がめっきり衰えた。次にシンジュ(ニワウルシ)に出会ったとしても、樹種が判別できるかどうかはなはだ心許ないのが悔しい。

注2)この説明は必ずしも正確ではないようで、廣野郁夫先生の「木のメモ帳」に詳しい考察があった
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