ページタイトル:開進のカラマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:開進のカラマツ 名称 開進のカラマツ (かいしんのからまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カラマツ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 3.2m(注2)
推定樹齢 伝110年(注2)
所在地の地名 北海道広尾郡大樹町開進
 〃 3次メッシュコード 6343−52−51
 〃 緯度・経度 北緯42度27分43.8秒
           東経143度16分00.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月13日

注1)北海道の「記念保護樹木」に選ばれたことを示す案内板。北海道が設置(設置年月不詳)
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 国道236号の道の駅「コスモール大樹」の南方3kmほど。一面に広がる農地の一角に北開神社の森がある。
 その森に、左図のカラマツが立つ。境内の端、道路側なので、森の外からもよく見える。
 案内板によると、日露戦争の戦勝記念に植樹されたとのこと。日露戦争の終戦は明治38年(1905)だから、その直後に幼樹を植えたとすれば、訪問時の樹齢は120年前後だろうか。
 実は北海道にカラマツは自生しない。北海道各地で見られるカラマツ林はみな植林されたものである。
 北海道に本格的なカラマツ造林が始まったのは明治30年代(1897〜)だという(Wikipediaによる)。
 このカラマツも、最古参グループとほぼ同樹齢と見てよさそうだ。しかも記念樹であるから、造林のために植えられたカラマツと違い、競争相手のない環境ですくすくと育ち、伐採されることもなかった。
 開進のカラマツは、体格も、北海道の最大クラスに属するのではないだろうか。
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