ページタイトル:鍵沢のシダレザクラ 当サイトのシンボル

画像:鍵沢のシダレザクラ 名称 鍵沢のシダレザクラ (かぎさわのしだれざくら)
名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜」(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 3.6m(注2)
推定樹齢 200年余(注2)
所在地の地名 岩手県和賀郡西和賀町沢内鍵飯(さわうちけんぱん)15地割(注3)
 〃 3次メッシュコード 5940−16−01
 〃 緯度・経度 北緯39度25分10.5秒
           東経140度45分40.2秒
西和賀町指定天然記念物(2001年2月27日指定)
撮影年月日 2024年4月19日

注1)天然記念物指定名称は単に「シダレザクラ」
注2)西和賀町観光協会のフェイスブックより
注3)2005年11月1日、和賀郡内の2町村が合併して西和賀町誕生。旧行政区は和賀郡沢内村





 この春は東北地方北部の気温が異常に高かった。
 恐らくそのせいだと思うが、福島県中通りと北上川本流沿いの岩手県中央部の桜が同時に咲いてしまった。
 満開を期待して訪ねた桜はみな散り果て状態。それで急遽、1〜2週間後に訪ねるつもりだった計画に予定変更。遠野では満開の桜に会うことができたが、さすがにこの桜には早すぎた。この日か、またはその前日にやっと花が開いたばかり。
 訪ねたのは朝。桜に向かう車中で心配していた朝霧は到着の少し前に晴れたが、まだどことなくぼんやりと風景が霞む。前日の黄砂の影響も残っているのだろう。
 全体に傾いて立つため、眺める角度によって樹形がアンバランスに見えることもあれば、美しく見えることもある。周囲に広々と空間があるのが良い。
 他の大多数の岩手県のエドヒガンと同様、花色は淡いようだ。でも、咲いたばかりの花は赤みが少し強い。
 負け惜しみも半分混じるが、満開時と異なる風情が楽しめたように思われる。
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