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名称 門和佐の夫婦杉 (かどわさのめおとすぎ) 名称の典拠 天然記念物指定名称より(注1) 樹種 スギ 樹高 53m/52m(注2) 目通り幹囲 5.3m/5.2m(注2) 推定樹齢 500年(注2) 所在地の地名 岐阜県下呂市門和佐字水上 〃 3次メッシュコード 5337−42−43 〃 緯度・経度 北緯35度42分22.7秒 東経137度17分22.0秒 下呂市指定天然記念物(1960年1月9日指定) 撮影年月日 2021年11月4日 注2)「線翔庵」による。案内板(私の訪問時には撤去されていた)にこの数値が載っていたのだろうか? 環境省データではそれぞれ493cmと481cm。これらは2000年報告値とされているが、1991年刊行の書籍版データと同一数値なので、1988年以前の測定値と思われる 白山神社の裏山、稜線の向こう側に立つ大杉。(白山神社から直接大杉に向かう道は無い) 中村集落内、県道62号(下呂白川線、通称「飛美里山ふるさと街道」)から東に入る林道の入口に、「夫婦大杉」と記した標柱が立っていた。そこを入って約50m。右手に駐車スペースがあり、車を降りて様子を見ると、動物除けの金網柵の先に小さな木橋があり、そこから樹林内に小道が続いている。この道を5分ほど歩くと夫婦杉に至る。 と記したとおりなのだが、実は最初わからなくて通り過ぎてしまった。かつては林道脇に案内板があったらしいが、今はもう無い。そのため林道をどんどん奥に入ってしまい、そろそろ引き返そうかと思った頃、道路脇で柿の収穫をしておられた方がいて、教えを請うたところ、山道の入口まで先導して下さった(感謝)。 80歳を過ぎたとおっしゃるその方のお話では、近々大杉への入口近くに砂防ダムを建設することになっていて、そのため案内板を撤去したとのこと。その近くでは樹林も伐採されるようで、伐採予定のスギにはテープが巻いてある。(大杉の近くまでは影響が及ばない) ここでは裏山の稜線を境に、白山神社の側を「表森」、こちらがわを「裏森」と呼ぶらしい。地元では「裏森の大杉」と呼ばれていたスギである。 撤去された案内板には「裏森の自然木を御神木とし、祠もないままに氏神とした」旨が記されていたようだ。 しかし、私の印象は異なる。 自然木にしては大杉の位置や大きさの都合が良すぎること、大杉の背後は人工的に作られた平面であること、大杉の間に石段が築かれていること等を考慮すると、この平面には何らかの祠があって、大杉は門杉(鳥居杉)として植えられたのではないだろうか。 私の想像が正しいかどうかは不明だが、真実はどうあれ、ほぼ同サイズの大杉が2本並び立つ姿はなかなか見事なものである。 |
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