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社殿側から大杉を見る |
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名称 神淵神社の大スギ
(かぶちじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標注(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 岐阜県加茂郡七宗町神淵寺洞
〃 3次メッシュコード 5337−30−08
〃 緯度・経度 北緯35度35分30秒
東経137度06分30秒
国指定天然記念物(1930年2月28日指定)
撮影年月日 2004年8月10日
注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)現地の案内板による(設置者・設置年月とも不詳)
神淵神社は、飛騨川の支流神淵川を8kmほど遡り、神淵川のさらに支流、葉津川と葛屋川の合流点付近から、二つの川に挟まれる笹尾山(532m)に向かって、細い自動車道(天王山林道)を2kmほど登った終点にある。
平凡社「岐阜県の地名」によれば、宝亀元年(770)創建と伝え、祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)の2柱。古くは牛頭天王社と呼ばれていたが、明治2年(1869)に神淵八坂神社、さらに同34年(1901)、神淵神社と社名を改めた。
山中の神社だが、このあたりだけ少し開けた感じ。鳥居の先の参道は結構広い。大杉は参道の途中、向かって右手に立っている。
この大杉のほかにも、境内には立派なスギが多い。本殿後方のスギなども見事なものだ。何れもすらっとしていて、樹高を競っているのだが、高地にもかかわらず、落雷に遭った風にも見えない。
雷神の鉄槌が下ることはなかったが、明治43年(1910)9月、土石流が起きた。大杉の付近では、約1mの厚さで地表を覆っているらしい。現在の境内面は、その上に築かれたという。本来の目通りは、もっと太かったわけだ。 |
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