ページタイトル:十輪寺の大樟樹 ロゴ:人里の巨木たち

画像:十輪寺の大樟樹 名称 十輪寺の大樟樹 (じゅうりんじのおおくすのき)
名称の典拠 根元に「大樟樹」とあったので
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 京都府京都市西京区大原野小塩町
 〃 3次メッシュコード 5235−35−22
 〃 緯度・経度 北緯34度56分38.9秒
           東経135度39分25.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年7月25日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)左図に見える案内板による





 名神高速道路桂川パーキングエリアの西方約6km。善峯寺(よしみねでら)に至る府道208号(向日善峰線)沿いに、「業平寺(なりひらでら)」の通称で知られる天台宗の名刹小塩山十輪寺がある。
 「なりひら」は、三十六歌仙の一人で、「伊勢物語」の主人公とされる在原業平(ありわらのなりひら、825〜880)のこと。その晩年を当寺に隠棲し、塩焼きの風流を楽しんだと伝えられていることから。
 よく知られる古刹なのだが、観光客で混雑するほどでもなさそうだ。静かで落ち着いた雰囲気の良いお寺である。(要入山料)
 お御輿のような曲線屋根を持つ本堂が珍しい。(京都府指定文化財)
 クスノキはその向かい側。
 かつてあった大きな幹の跡がぽっかり空いている。
 そのため、巨大感は損なわれてしまったが、これはこれで、周囲の風景によく溶け込んでいるようにも思われる。
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