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名称 上沢寺のオハツキイチョウ (じょうたくじのおはつきいちょう) 名称の典拠 「日本の天然記念物」(注1) 樹種 イチョウ 樹高 37m(注2) 目通り幹囲 6.8m(注2) 推定樹齢 伝承700年(注2) 所在地の地名 山梨県南巨摩郡身延町下山 〃 3次メッシュコード 5338−13−05 〃 緯度・経度 北緯35度25分12.4秒 東経138度26分39.6秒 国指定天然記念物(1929年4月2日指定) 撮影年月日 2006年12月26日 2009年11月28日 注1)1995年に講談社から刊行 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 国道52号沿い、日蓮宗法喜山上沢寺境内に立つ。 このイチョウについて、縁起とともに、次のような話が伝わっている。 文永12年(1274)、宗祖日蓮上人が初めて身延山に入山した頃、真言宗の恵朝阿闍梨善智法印が、上人に法論を挑んだ。敗れた恵朝は、当時は真言宗であった上沢寺住職法喜阿闍梨とともに、表向きは心服の姿勢を見せつつ、その実は毒入りの餅で、日蓮上人を毒殺せんと謀った。上人が何気なくその餅を白犬に与えたところ、口にした途端、白犬は悶え死んでしまった。この有様をつぶさに見た両名は、今度こそ本当に恐れ入り、日蓮の弟子となった。日受の名をいただいた法喜は、白犬の亡骸を上沢寺境内に手厚く葬った。上人はこの犬を憐れみ、手にしていた杖を立てて墓標とした。それがこのイチョウである・・・(上沢寺ホームページより) そんな創立縁起を持つイチョウは「毒消しイチョウ」と呼ばれることもある。またそのギンナンは細く尖り、犬の牙のように見えるそうである。 小さな塚の上に立っている。 ※2018年9月30日夜11時半頃、台風24号の強風を受けて根元から倒壊。根が生きているらしいので、また新しく芽が出る可能性はあるが、大きく生長するまでにはかなりの時間がかかる。もう私たちがこの姿を見ることはできなくなってしまった。(神奈川県にお住まいのSさんが、情報源を添えて教えて下さった。感謝)(2018.10.06追記) |
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