ページタイトル:浄林寺のシナノキ 当サイトのシンボル

画像:浄林寺のシナノキ(幹と並ぶ)

画像:浄林寺のシナノキ(全景)
名称 浄林寺のシナノキ (じょうりんじのしなのき)
名称の典拠 「青森県里山の巨樹・古木マップ」(注1)
樹種 シナノキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 青森県北津軽郡鶴田町野木字西松虫
 〃 3次メッシュコード 6140−03−83
 〃 緯度・経度 北緯40度44分35.9秒
           東経140度24分57.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年8月21日

注1)青森県農林水産部林政課が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 津軽富士見湖の東、野木集落のなかほどに、玉虫山浄林寺がある。
 資料では曹洞宗のお寺ということだが、他宗派の方々にも墓地を提供しているのだろうか。墓石には例の「南無妙法蓮華経」のヒゲ題目(失礼)が刻まれた墓も混じっている。
 境内も墓地も、からっとして明るい。印象としては、シナノキだけが立っている感じ。
 平凡社「青森県の地名」によれば、浄林寺は、高無三九郎なる人物が享保13年(1728)、ここに庵を結んだことに始まるという。上記の推定樹齢は、その頃、シナノキが植えられたと考えられたものだろうか。
 しかし、境内に植える木は、再建の際の建築用材となりうるスギやケヤキ、または防火壁代わりのイチョウ、あるいは不作の年に備えてのカヤなどが普通だ。わざわざシナノキを植えるものだろうか。
 専門家でない私ごときが口を挟むのは僭越だが、このシナノキは、もとからここに立っていたとは考えられないのだろうか。
 そう思うのも、これだけの大きさのシナノキは、滅多に見ることができないからである。
 姿はずんぐりしているが、樹勢も旺盛で、どこからも天然記念物指定を受けていないのが不思議である。
 
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