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画像:常念杉_1

画像:常念杉_2
名称 常念杉 (じょうねんすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 茨城県日立市東河内町玉簾(たまだれ)
 
〃 3次メッシュコード 5440−74−54
 〃 緯度・経度 北緯36度37分42.3秒
           東経140度33分09.1秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2005年3月26日

注1)1991年に旧環境庁が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 日立市指定名勝「玉簾の滝」のほとりに、臨済宗瀑布山玉簾寺(ぎょくれんじ)がある。延宝6年(1678)、滝水に観世音菩薩を霊感した徳川光圀の命により創建された禅刹である。
 常念杉は、境内のぎりぎり端に立っている。根の一部は道路側に延びている。不明にして、名の由来なども知らないが、常念は僧の名だろうか。玉簾寺の創立と結びつくような伝承があるのだろうか。
 境内に足を踏み入れようとしたところ、入口に柵が設けられ、「観光見学おことわりです。参拝の方はまず寺務所へ」と記されてあった。
 神社仏閣の境内に巨木がある場合は、お参りもするのが私の主義である。寺務所に申し出て、入山の許可を得ようかと思ったが、しかし胸に手を当ててよく考えてみると、私に深い信仰心があるかと自問すれば、答えはまことに心許ない。私の自然観、世界観には、さまざまな宗教が教えるような神仏の居場所がない。巨木探訪の軸足も、所詮は観光により重心がある。
 道路側から眺めさせていただくだけで満足することにした。
 
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