ページタイトル:常満寺の大イチョウ 当サイトのシンボル

画像:常満寺の大イチョウ(幹と並ぶ) 名称 常満寺の大イチョウ
    (じょうまんじのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 47m(注2) 実際はもっとずっと低い
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 山口県熊毛郡上関町室津
 〃 3次メッシュコード 5032−50−99
 〃 緯度・経度 北緯33度50分01.3秒
           東経132度07分04.5秒
山口県指定天然記念物(1966年6月10日指定)
撮影年月日 2017年3月29日

注1)山口県教育委員会と上関町教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版}による





 瀬戸内海に浮かぶ長島を眼前にする室津港の南東高台に、浄土真宗本願寺派願弘山常満寺がある。
 町なかの道が狭いので、県道23号(光上関線)沿いの道の駅「上関(かみのせき)海峡」に車を置いて歩いた。(道の駅の向かい側には、国指定重要文化財「四階楼」があり、その隣は観光案内所になっている)
 大イチョウの姿は県道からも見える。
 根元付近が大きく膨らんだイチョウで、遠望する時にはそれほど大きく見えないが、近づくにつれ、その巨木ぶりが分かってくる。
 常満寺開基は釈祐元(しゃくゆうげん)。俗名を佐原十郎盛光(もりみつ)という武将であったが、親鸞の弟子となり祐元の法名を賜った。永仁元年(1293)示寂。
 常満寺と称するようになったのは正保2年(1645)から。以前は南崎の地にあったが、火災で伽藍を焼失して、元文4年(1739)、現在地に移転。
 当時、この場所は海に面していて、寺地が波に洗われる状態だったため、5.5mの高さまで石垣を築いて伽藍を建てたと伝えられているらしい。(案内板より)
 案内板の記述からは、イチョウが先にあって、根元は土に埋まっていると読み取れるのだが、果たして本当なのだろうか。(巨木であるか否かを問わず、波打ち際に立つイチョウを今まで見たことがない)
 雌株のイチョウで、毎年ギンナンを実らせるそうである。
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