ページタイトル:住吉神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:住吉神社のクスノキ(幹と並ぶ)

画像:住吉神社のクスノキ(全景)
名称 住吉神社のクスノキ
    (すみよしじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県浜松市東区常光町
 〃 3次メッシュコード 5237−16−04
 〃 緯度・経度 北緯34度45分16.5秒
           東経137度48分11.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年12月25日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 天竜川右岸、東名高速道路天竜川橋西詰めの北方800mほどの位置に、住吉神社がある。
 住吉神社といえば、住吉三神を祀る海の神、航海の神である。今は河口から10km以上も上流にあたるが、天竜川をも含め、舟運の安全を祈願するため、ここに祀られたのだろう。
 その境内前面に、このクスノキが立っている。文化財指定は受けていないが、平成11年(1999)12月1日、浜松市保存樹木第53号に指定された。その標柱が近くに添えられている。
 拝殿の内部に「報恩の樟」と題した説明があった。
 記録するのを忘れてしまったので少々正確さに欠けるが、およそ次のような内容だったように思う。
 この周囲は土地が低く、天竜川が氾濫すると、しばしば大きな水たまりとなった。あるとき、下流に向かっていた筏がここに入ってしまい、本流に戻るのに難儀していた。それを知った村人が握り飯の差し入れをして助けた。その親切が身にしみた筏師は、後日、お礼にとクスノキの苗木をくれた。それが大きくなって、このクスノキになったというのである。
 ところで、そんな伝承があるのなら、クスノキの傍に設置すればよいと思うのだが、何故、拝殿内に掲げてあるのだろうか。
 
ボタン:静岡県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る