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画像:浄福寺参道のイチョウ(目通り5.3m)

画像:浄福寺参道のイチョウ(目通り8.5m)
名称 浄福寺参道のイチョウ
    (じょうふくじさんどうのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 20m/16m(注1)
目通り幹囲 5.3m/8.5m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 岩手県気仙郡住田町世田米字清水沢
 
〃 3次メッシュコード 5841−54−75
 
〃 緯度・経度 北緯39度08分53秒
           東経141度34分18秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年8月2日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。いずれも前者が上写真、後者が下写真の個体のデータ





 真宗大谷派片松山浄福寺の参道脇にイチョウが植えられ、並木を作っている。これまで、各地のお寺を訪ねたが、イチョウの並木は珍しい。ほとんど片側に偏しているところを見れば、あるいは、並木としてではなく、火の粉の飛散を防ぐ防火壁代わりに植えられたのかも知れない。
 住田町が設置した案内板によれば、浄福寺は、天文5年(1536)、釈賢照が開基。それまで吉浜村(現大船渡市三陸町)にあった天台宗寺院を真宗に改めて現在地に移した。伊達政宗をはじめ、領主が領内を視察する際に、当寺に休憩または止宿した記録が残っているらしい。(平凡社「岩手県の地名」は開基の名を堅照、また移転の時期を弘治2年(1556)とするなど、若干の差異がある)
 開基の際にイチョウも植えられたとも考えられている。とすれば、樹齢は450年くらいということになる。
 最大のイチョウは、参道を入ってすぐ左手に立つ1本(下写真)。ほぼ同じ太さの2本が融合したものだ。
 なかで最も印象に残ったのは、鐘楼(鼓楼も兼ねる)の石垣下に立つ1本(上写真)。姿が一番堂々としているように思えた。
 ほかに、単幹で5.7mのものもあり、なかなか立派なイチョウ並木(?)である。
 
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