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名称 城願寺のビャクシン (じょうがんじのびゃくしん)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ビャクシン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 神奈川県足柄下郡湯河原町城堀
〃 3次メッシュコード 5239−50−78
〃 緯度・経度 北緯35度08分51.6秒
東経139度06分08.2秒
国指定天然記念物(1939年9月7日指定)
撮影年月日 2020年2月5日
注1)「かながわの名木100選」案内板(設置者名・設置年月とも不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
城山(しろやま、563m)から東南東に延びる尾根が尽きるところに曹洞宗萬年山城願寺がある。山裾ではあるが、JR東海道線湯河原駅から約150m。市街地の延長と言ってよさそうな場所だ。(参詣者用駐車場があるのが嬉しい)
城山には源頼朝(みなもとのよりとも)が旗揚げするのを助けた豪族土肥氏の城があった。当時の主は土肥実平(どひ(い)さねひら)。
城は山上だが居館は山麓にあったらしく、『謡曲「七騎落」と城願寺』と題する案内板には、『城願寺は土肥氏の持仏堂跡で、土肥郷主実平、遠平(とおひら)父子がその城館の上の丘に創建し』たとある。また、「土肥一族の墓所」案内板には、鎌倉幕府成立後、『犠牲者の菩提を弔い一族の長久を祈るため城願寺を建て』たともある。(土肥一族の墓所は神奈川県指定史跡)
表参道の石段を登り切ったところに、左図のビャクシン巨木が立つ。
やや傾いて立ち、失われた大枝もあるが、未だ多くの大枝を伸ばす姿が力強い。左旋回する幹模様も独特。ビャクシン名木の1本と思う。
土肥実平の手植えと伝えられている。 |
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