ページタイトル:地蔵ケヤキ 当サイトのシンボル

画像:地蔵ケヤキ_1 名称 地蔵ケヤキ (じぞうけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 9.8m(注2)
推定樹齢 伝承1600年(注2)
所在地の地名 茨城県取手市下高井
 〃 3次メッシュコード
       5340−70−13
 〃 緯度・経度
       北緯35度55分51.7秒
       東経140度02分09.4秒
茨城県指定天然記念物
   (1939年3月6日指定)
撮影年月日 2010年2月11日
画像:地蔵ケヤキ_2

画像:地蔵ケヤキ_3
注1)取手市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 小貝川右岸の高台に、臨済宗普蔵山高源寺がある。夢窓疎石が開いたと伝えられているようだ。
 近年作の童顔の六地蔵が並ぶ参道を進む。両側にはサクラ。2月のサクラはまだ寒々としているが、もう1ヶ月ちょっと経てば、華やいで迎えてくれることだろう。


画像:高源寺のスダジイ
地蔵ケヤキの隣にはスダジイ巨木(5.5m)も


 山門の先、左手に、年老いた大ケヤキが立っている。
 主幹をとうに失い、上から下まですっかり空洞ができ、それが大きく口を開いている。反対側には、丸窓のような円形の開口部もある。
 この空洞は、かつて高源寺が火災にあった際、ケヤキも類焼してできたという。樹形から判断するに、ずいぶん昔のことのようだ。
 空洞内に安置される地蔵半跏像は、子育て地蔵とされている。案内板によれば、このケヤキの丸窓をくぐって、お地蔵さんに詣でれば、安産できるとする信仰があったという。(現在は、樹勢保護のため、周囲に柵が巡らされているので、ケヤキの洞をくぐり抜けることは出来ない)
 寺とともに、信仰とともに生きてきた大ケヤキである。


画像:地蔵半跏像
 
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