ページタイトル:地蔵寺のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:地蔵寺のイチョウ(幹と並ぶ)

画像:地蔵寺のイチョウ(遠景)
名称 地蔵寺のイチョウ (じぞうじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
 推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 徳島県板野郡板野町羅漢
 〃 3次メッシュコード 5134−13−64
 〃 緯度・経度 北緯34度08分12.6秒
           東経134度25分55.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年3月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国四国版」による
注2)境内の案内板による





 四国88箇所霊場第5番札所無尽山荘厳院地蔵寺境内のイチョウ。
 地蔵寺の本尊は、もちろん地蔵菩薩。1寸8分(約5.5cm)の小さな像で、宇多天皇(在位887〜97)の時代の住職浄函上人が刻んだと伝える別の地蔵菩薩像の胎内に納められている。(案内板より)
 地蔵寺は、「羅漢さん」と呼ばれることもある。少し離れた羅漢堂に、等身大の五百羅漢像を安置しているからだ。
 羅漢(らかん)は阿羅漢(あらかん)ともいい、仏ではないけれども、修行者としては最も悟りに近い者を指す。近いとは言え、悟りに至ったわけではないので、姿態や面貌は多様な表情を示し、アートとしてはそこが面白い。世に素晴らしい仏像作品は多いが、羅漢像もまた、別の意味で見飽きることがない。(どうか不謹慎な発言をお許しいただきたい)
 地名にまでなったくらいだから、地蔵寺の羅漢像は、昔から有名だったのだろう。
 さて、イチョウである。
 単幹のイチョウで、鐘楼の近くに立つ。
 保護柵があるでなく、参詣者が自由に根元付近を歩いているが、今のところ、それほど弱った風には見えない。境内の中央付近で、元気に大きな樹冠を戴いている。
 もっと近くであれば、黄葉の頃に見てみたいものだ。
 
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