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名称 神宮寺のスダジイ (じんぐうじのすだじい)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スダジイ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 6.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福井県小浜市神宮寺
〃 3次メッシュコード 5335−16−42
〃 緯度・経度 北緯35度27分35.1秒
東経135度47分00.5秒
小浜市指定天然記念物(1970年10月29日指定)
撮影年月日 2012年5月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
天台宗霊応山神宮寺は、東大寺二月堂のお水とりと関連する「お水送り」の寺として知られる。
神宮寺でいただいたパンフレットによれば、和銅7年(714)若狭彦神の直系子孫和朝臣赤麿(やまとあそんあかまろ?)が開山、鈴応山神願寺と号したのが始まり。
翌年には元正天皇の勅願寺となり、また根来白石より若狭彦・若狭姫両神を迎えて神仏両道の寺となる(寺の近くを流れる遠敷川(おにゅうがわ)を遡ったところが根来(ねごり))。
さらに、開山赤麿は、白石の長者の家に生まれた幼子の才能を見抜き、その子を大和に伴って義淵(ぎえん)僧正に託す。赤麿の目に狂いはなかった。幼子は、長じて東大寺開山となった良弁(ろうべん)その人だという。
なればこその「お水送り」の寺なのだ。
入口で入山料を納めて本堂前に出る。
スダジイは、本堂に向かって左手奥。
スダジイ独特の筋張った姿が力強い。樹勢も良さそうで、丸くこんもりした樹冠を戴いている。
名刹に相応しい、立派なスダジイだと思われる。 |
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