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名称 神代カヤ (じんだいかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 伝承1500年(注2)
所在地の地名 山形県西村山郡大江町小釿字喜付
〃 3次メッシュコード 5740−41−61
〃 緯度・経度 北緯38度23分18.6秒
東経140度08分23.7秒
山形県指定天然記念物(1952年4月1日指定)
撮影年月日 2008年8月28日
注1)大江町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
最上川の支流月布川左岸(北岸)に、小釿(こじゅうな)の集落がある。
県道脇に出ていた案内標識に従って集落に至ると、そこにも神代カヤへの道標がある。
車では行けないので、置いて歩くことになるが、カヤの見学者は公民館の駐車場を使ってもよい旨が記されている。親切な心遣いが嬉しい。
訪問者へのもてなしは、カヤに対する愛情と表裏一体だと思われる。ここに住む人々にとって、神代カヤは、他に代え難い宝物なのだ。
黒御影石の道標には1kmとあるが、距離はそんなにはない。ゆったりと歩いても、ほんの数分。
弥勒堂の前で左に曲がると、カヤの姿が見えてくる。
案内板には、5本の株立ちとある。しかし、低地側から見ると、まさしく1本の大カヤ。支柱の助けを借りてはいるが、堂々たる姿である。
さきほど通った弥勒堂の前には、かつて大杉が立っていたらしい。カヤとスギと、2老木の精霊が連れだって伊勢参りに出かけた、という伝説もあるらしい。さぞかし良い道連れだったことだろう。
そのスギの姿も、今はない。お伊勢参りも一人旅になってしまった。
でも、これだけ住民に愛されていれば、ここに生きているだけで十分、とカヤの声が返ってきそうだ。 |
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