ページタイトル:陣場の松 当サイトのシンボル

画像:陣場の松(全景)

画像:陣場の松
名称 陣場の松 (じんばのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.0m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 福島県田村市都路町岩井沢(注3)
 〃 3次メッシュコード 5640−15−49
 〃 緯度・経度 北緯37度27分25.0秒
           東経140度44分12.4秒
田村市指定天然記念物(2005年4月18日指定)
撮影年月日 2011年3月5日

注1)旧都路村教育委員会が設置したものを、町村合併に伴って、設置者名を田村市教育委員会に変更(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年3月1日、田村郡内5町村が合併して田村市誕生。旧行政区は田村郡都路村





 岩井沢小学校の近く、国道288号の南に、三方を谷に囲まれた、標高500mほどの高台がある。
 戦国時代、ここに岩井沢城が築かれた。時代を経て、城跡は村立都路第二中学校の敷地となったが、生徒数減少のため(?)、現在、中学校はない。高台の端に、携帯電話の中継アンテナだけが新しい。
 一面に雪をかぶったかつてのグラウンドの中央に、1本のアカマツが立っている。
 案内板によれば、天正17年(1589)5月、伊達氏と敵対していた相馬義胤がここに布陣したらしい。陣場と呼ばれる由縁である。その際、目標物としてマツを植えたとされているようだ。
 もちろん、このマツがそうだというのではない。現在のマツはもっとずっと若そうだ。
 いわれのある初代「陣場の松」が失われたのを惜しんで、当地の住民が数本のマツを移植した。そのうち1本だけが今日まで生きて、往時の名残を留めている、ということである。
 
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