|
|
|
名称 自休居士荼毘塚のイチョウ
(じきゅうこじだびづかのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 27m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 熊本県山鹿市菊鹿町上内田(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−46−62
〃 緯度・経度 北緯33度03分29.1秒
東経130度46分31.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月1日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年1月15日、山鹿市に合併。旧行政区は鹿本郡菊鹿町
原と年山、二つの集落に挟まれた高台の耕地に、1本の大イチョウがぽつんと立っている。周囲に視界を遮る高い構造物がないので、両集落を結ぶ県道18号(菊池鹿北線)からよく見える。
イチョウが立つのは、自休居士の荼毘塚。
自休居士は、俗名を庄林隼人(しょうばやしはやと)といい、加藤清正の家臣であった。上内田村を給地された彼は、高台のため水不足に悩んでいた原、中原地区に灌漑工事を施したと伝えられている。
住民は喜んだことだろう。彼が火葬されたというこの場所に、報恩の碑が残されている。毎年9月4日には、「自休さん祭」も行われるそうだ。(山鹿市教育委員会「山鹿市の指定文化財」を参考)
現在、荼毘塚には、上記の石碑のほか。石地蔵と、そしてこの大イチョウ。イチョウ(まだ若々しいように見える)もその頃に植えられたと伝えられているのだろうか。
イチョウ自身は文化財(天然記念物)指定を受けていないが、荼毘塚は山鹿市から文化財(史跡)指定を受けている。
イチョウは、史跡の一部として、これからも大切にされてゆくことだろう。 |
|