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画像:諏訪神社の翁杉・媼杉

画像:諏訪神社の翁杉・媼杉_2
 向かって右が翁杉
名称 諏訪神社の翁杉・媼杉
   (すわじんじゃのじじすぎ・ばばすぎ)
名称の典拠 渡辺典博著「巨樹・巨木」(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 9.2m/9.5m(注3)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 福島県田村郡小野町夏井字町屋
 
〃 3次メッシュコード 5540−75−03
 
〃 緯度・経度 北緯37度15分19.1秒
           東経140度39分37.3秒(注4)
国指定天然記念物(1937年12月21日指定)
撮影年月日 2004年2月8日

注1)山と渓谷社刊。国の指定名称は「諏訪神社の翁スギ媼スギ」とカタカナだが、固有名詞の場合は標記のように漢字が良いと私も思う
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。ただし、現地の案内板は、今から約1200年前、藤原継縄が砦麻呂を誅して凱旋した際に手植えした、と伝える
注3)講談社刊「日本の天然記念物」による。前者が翁杉、後者が媼杉のデータ
注4)これは「媼スギ」の位置





 諏訪神社の参道を少し入ったところに、一対の大杉が立っている。向かって右が翁杉(じじすぎ)、左が媼杉(ばばすぎ)である。通例の夫婦杉とは異なり、ここでは媼杉の方がやや太い。とは言っても、その差はわずかで、見た目にはほぼ同じ太さだ。
 少し前の写真では、大杉の間に木道が設けられ、そこを通って参拝できたようだ。竹を割って幹に巻き付けてあるのは、表皮の隙間に賽銭代わりのコインなどを入れられないようにするためと思っていた。
 今は周囲に綱が張られ、大杉に近づくことは出来ない。参拝者は外側を回るようになっている。となると、この竹の囲いは何のためなのだろうか?
 下から見上げた大杉は、表皮の剥落もなく、一見、樹勢は良さそうだが、翁杉の頂部には枯れ枝が目立つ。媼杉の方は既に頂部を失ってしまった。
 身近に触れ合うことのできなくなってしまった大杉だが、いつまでもこの老夫婦、長生きして欲しいものだ。
 
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