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名称 泉の一葉マツ (いずみのいちようまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クロマツ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 2.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県南相馬市原町区泉字町池(注3)
〃 3次メッシュコード 5641−30−70
〃 緯度・経度 北緯37度38分59.8秒
東経141度00分25.5秒
福島県指定天然記念物(1955年12月27日指定)
撮影年月日 2011年3月5日
注1)福島県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)2006年1月1日、1市2町が合併して南相馬市誕生。旧行政区は原町市
県道260号(北泉小高線)を北上。新田川を鮭川橋で渡った次の信号、東北電力グリーンパークの西で左折して県道74号(原町海老相馬線)に入ると、正面にこのマツが見えてくる。
道路のすぐ脇に立ち、道を挟んで反対側には、訪問者のための小さな駐車場もある。優しい心遣いが嬉しい。
枝振りは良いのだが、巨木としての大きさは、いま一つ。県の天然記念物に指定されたのは、大きさゆえではなく、案内板によれば、「一本のマツで、一葉と二葉を共に出すのはまれ」だから。
下に伸びた枝先を、葉を傷めぬよう、子供の頭髪を梳くときのように優しく広げて確認してみた。
いくつかの枝先を調べたのだが、でも、ほとんどが二葉。一葉らしき葉は1例しか見つからなかった。
四つ葉のクローバーと同じで、そう簡単には見つからないのかもしれない。
ところで、悲しいことに、この写真の6日後、マグニチュード9.0という未曾有の大地震が起きた。そして、この辺りを、とんでもない大津波が襲った。このマツも失われてしまったのではないかと危惧している。この写真が最後の記録だなんてことにならないことを祈りたい。
また、言葉を交わした多くの方々の、にこやかな顔も思い出される。ご無事であってくださればいいが。
※幸い、津波は一葉松までは達しなかったようだ。2013年6月に撮影されたグーグルのストリートビューに、元気な姿が写っていた。(2016.12.27追記) |
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