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名称 泉小太郎のしだれ桜
(いずみこたろうのしだれざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 不明 (低い)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県松本市蟻ヶ崎
〃 3次メッシュコード 5437−37−06
〃 緯度・経度 北緯36度15分32.3秒
東経137度57分11.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年4月12日
注1)松本市指定保存樹第140号であることを記した案内板(設置者名・設置年月とも不詳)
注2)まったくの目分量(もう少し細いかも知れない)
松本城から北北西に約2.7km、「アルプス公園」の西側斜面に立つシダレザクラ。松本平を見おろすように立っている。
伝説上の人物である泉小太郎が植えたとされている。小太郎についての話の内容は、概略、次のとおり。
昔、松本平は湖だった。山清路(さんせいじ)にあった大岩が川の流れを堰き止めていたからだ。そのため、、耕作地はごくわずかしか無く、人々の生活は苦しかった。
祖母から、自分が龍の子であると聞いた小太郎は、母である犀龍を訪ねた。そして、人々を楽にしてやりたいという願望を告げ、犀龍に協力を頼んだ。
わが子が立派に育ったことを知った犀龍は、願いを聞きとどけることにした。小太郎を背に乗せ、流れを塞ぐ大岩に何度も空から体当たりして、ついに大岩を砕き、湖の水を流すことに成功。松本平は沃野に変わった。(以来、川は犀川とよばれるようになった)
ところで、かつて放映された「まんが日本昔ばなし」で、男の子を乗せた龍が空を飛ぶ冒頭のシーンを覚えておられる方も多いのではなかろうか。そのモデルが泉小太郎だということである。 |
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