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樹林内に佇む大クス |
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名称 伊雑宮のクスノキ (いぞうぐうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県志摩市磯部町上之郷(注2)
〃 3次メッシュコード 5136−46−55
〃 緯度・経度 北緯34度22分49秒
東経136度48分35秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年10月10日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2004年10月1日、志摩郡内5町が合併して志摩市誕生。旧行政区は志摩郡磯部町
伊雑宮は「いざわのみや」と呼ばれることもあるようだが、いまは「いぞうぐう」と読むのが正式なようだ。
皇大神宮(いわゆる伊勢神宮内宮)の別宮の一つ。主祭神は天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)。
伊雑宮はまた、「磯部の御神田(おみた)」と呼ばれる田植神事で有名である。毎年6月24日、御料田で行われる田植神事で、千葉の香取神宮、大阪の住吉大社とあわせ、「日本三大御田植祭」と称される。この神事は、平成2年(1990)、国の重要無形民俗文化財に指定された。
なお、余談だが、祭礼の日には七尾の鮫が海神の使いとして参拝に来るという伝説があり、この日、海女は海に入らない。また、伊豆諸島や能登地方では、サメに襲われたときに「イソベさん」と呪文を唱えれば助かるという伝承があるようだ。(平凡社「三重県の地名」より)
境内は、自然林に近い樹林で覆われている。現在、林内には立ち入ることが出来ないため、覗き見るだけだが、下図のクスノキが最も大きいようだ。
社務所前には、基部が極端に肥大した、面白い形のクスノキがある。まるでウイスキーの蒸留窯のよう。
幹そのものは細いが、地上1.3mの高さで周囲長を測れば、かなりの大きさになると思われる。 |
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