ページタイトル:伊射奈伎神社のウラジロガシ ロゴ:人里の巨木たち

画像:伊射奈伎神社のウラジロガシ 名称 伊射奈伎神社のウラジロガシ
    (いざなぎじんじゃのうらじろがし)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ウラジロガシ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注1)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 福井県大飯郡おおい町福谷(注3)
 〃 3次メッシュコード 5335−14−33
 〃 緯度・経度 北緯35度27分08秒
           東経135度32分41秒
福井県指定天然記念物(1959年9月1日指定)
撮影年月日 2016年3月22日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)福井県自然保護センターの「ふくいの巨木」による
注3)2006年3月3日、郡をまたいで1町1村が合併して「おおい町」誕生。旧行政区は大飯郡大飯町





 伊射奈伎神社が鎮座する福谷(ふくたに)は、舞鶴若狭道大飯高浜インターのすぐ北西。山麓の静かな集落である。家々は、いくつかの小さな谷の谷口付近に分布する。
 伊射奈伎神社の境内前面に立つウラジロガシが、福井県から天然記念物指定を受けた。昭和34年(1959)の指定というから、訪問時から60年近く昔の指定である。
 現在の姿は、上から下まで縦に大きく亀裂が入り、さらには幹の大部分を失って、最上部のみが辛うじてくっついているだけの瀕死に近い状態である。
 福井県公式ウェブサイトにある文化財紹介ページの説明を読むと、天然記念物に指定された当時は、幹の下部に大きな空洞があったものの、上部まで幹の形がはっきりしていたように思われる。
 「ふくいの巨木」によれば、平成2年(1990)の台風で幹の部分が3分の1ほど裂けたらしい。
 それから25年以上を経て、現在はこの姿。でも、なんとか持ちこたえている。
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