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名称 岩谷堂エドヒガン (いわやどうえどひがん)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 40m(注2) 実際はもっと低い
目通り幹囲 4.6m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 長野県上田市御嶽堂上組(注3)
〃 3次メッシュコード 5438−32−81
〃 緯度・経度 北緯36度19分44秒
東経138度15分47秒
丸子町指定天然記念物(1997年12月24日指定)(注3)
撮影年月日 2005年4月24日
注1)丸子町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2006年3月6日、小県郡の3町村が上田市に合併。旧行政区は小県郡丸子町
依田川と内村川が合流するあたり、左岸急斜面に浄土宗宝蔵寺がある。寺伝に、承和元年(834)、慈覚大師円仁の開創と伝える古刹で、急勾配の石段を登ったところにある朱塗りの観音堂は、安政6年(1778)に建立された。
中部49薬師霊場第4番札所。また、信濃33観音の第23番でもある。
かつて、木曽義仲が挙兵するにあたり、木曽からこの地に至り、信濃・関東の兵を集めて軍団を整え、北陸経由で京都に攻め上った。
その折り、当寺で戦勝祈願をして、自ら1本の桜を植えた。それがこの桜だという伝承がある。(それが伝承樹齢800年の根拠と思われる)
これは近隣に知られる伝承らしく、エドヒガンの巨木は、「義仲桜」の名の方が有名なようだ。幹近くの立て札には、その名が記されていた。
檀家もあり、墓地もあるお寺だが、花の季節には、桜を目当てに訪ねてくる人が多いのではなかろうか。
義仲桜の横に、急斜面にせり出すように、小さな建物がある。入口に「御参詣の皆様/御自由にお休み下さい/本坊宝蔵寺」と記された札が出ていた。
室内からは、山内のサクラを見下ろすことができる。内部は綺麗に清掃され、ポットも用意されている。
サクラも見事だったが、お接待も見事である。すっかり嬉しくなってしまった。 |
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