ページタイトル(磐椅神社の鳥居杉) サイトのシンボル

画像:磐椅神社の鳥居杉(幹と並ぶ)

画像:磐椅神社のモミ
 枯れてしまったモミ
名称 磐椅神社の鳥居杉
    (いわはしじんじゃのとりいすぎ)
名称の典拠 「緑の文化財」(注1)
樹種 スギ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 福島県耶麻郡猪苗代町西峰
 
〃 3次メッシュコード 5640−20−88
 
〃 緯度・経度 北緯37度34分16秒
           東経140度06分18秒
猪苗代町指定天然記念物(1973年12月20日指定)
撮影年月日 2004年7月3日

注1)1983年3月に福島県総合緑化センターが刊行(福島県監修)。それには「磐椅神社の鳥居スギ」とカタカナで記されているが、現地の案内板(猪苗代町教育委員会設置)の表記は「鳥居杉」と漢字であったので、両者を折衷した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 磐椅神社(いわはしじんじゃ)は延喜式神名帳に見られる古社。土地の人は「いわきじんじゃ」と呼ぶこともあるらしい。
 磐梯山(1819m)の南東麓に鎮座している。「磐梯」は磐のはしごの意である。磐椅神社の名と軌を一にしている。磐梯山を意識して創立されたのだろう。
 案内板によれば、元久2年(1205)、猪苗代城主三浦経連から社領の寄進を受け、2年後に現在地に遷座した。その際に鳥居の杉として植えられたのがこの大杉だという。
 鳥居代わりとなれば、当然、左右一対だったはずだ。上記「緑の文化財」には、ちゃんと2本の写真が収められている。
 それが、落雷にあったうえ、昭和33年(1958)の台風により、地上15mで折れてしまった。そして昭和61年(1986)夏、ついに完全に倒壊してしまった。今は1本が残るのみである。
 境内には、目通り5.8mの大モミもある。いや、正確には「あった」というべきだろう。下写真のように堂々たる体躯を示しているが、よく見ると、葉が全然無い。既に枯死してしまったと思われる。
 残念なことをした。
 
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