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左端に見える幹は岩神大権現杉 |
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名称 岩神大権現のクロベ
(いわがみだいごんげんのくろべ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ネズコ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 13.9m(注2)
推定樹齢 200〜300年(注3)
所在地の地名 山形県最上郡大蔵村赤松
〃 3次メッシュコード 5840−01−09
〃 緯度・経度 北緯38度40分26秒
東経140度14分18秒
大蔵村指定天然記念物(1999年2月26日指定)
撮影年月日 2008年8月9日
注1)大蔵村教育委員会が設置(設置年月不詳)。なおこのクロベは「森の巨人たち100選」No.24でもあり、そちらの名称は「岩神権現のクロベ」と「大」がない
注2)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査による
注3)「森の巨人たち100選」の案内板による
「森の巨人たち」は、国有林のなかから選ばれた巨木たちである。従って、このクロベも国有林中の1本である。
国有林は山中に多く、「森の巨人たち」に会いに行くには、ある程度歩くことを覚悟しなければならない。なかにはガイドなしでは会えそうにないものもある。
しかし、このクロベの場合は、そんな心配は無用。最寄りの集落からは、水平に約400m。すぐ根元まで自動車で行ける。
クロベは、最上川の支流赤松川右岸(東岸)、山裾を走る舗装道路の脇に立っている。赤松集落に近づくと、案内表示が出ているので、道に迷うこともない。(道案内の標識には「赤松のクロベ」と記されている)
根元から2幹に分かれている。融合木のような気もする。
上図で、人物が手を添えている幹は、内部の空洞化が進んでいて、裏側では空洞が口を開けている。これだけの巨木になれば、致し方ないのかも知れない。
しかし、空洞は樹勢とは無関係のようだ。元気な葉をたくさんつけている。
樹形も良い。
クロベの名木と言っていいのではなかろうか。 |
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