|
|
|
名称 石徹白のスギ (いとしろのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 13.1m(注3)
推定樹齢 1800年(注3)
所在地の地名 岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)(注4)
〃 3次メッシュコード 5436−06−31
〃 緯度・経度 北緯36度02分02.0秒
東経136度45分38.5秒
国指定特別天然記念物(1957年7月2日指定)
撮影年月日 2002年8月7日
注1)1996年8月に白鳥町教育委員会が設置
注2)2001年刊行の高橋弘著「日本の巨樹・巨木」による
注3)現地の案内板による
注4)2004年に周辺町村が合併して郡上市誕生。それ以前の行政区は郡上郡白鳥町
白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)の御神木。
といっても、神社からは車で林道を7km走り、さらに山道を約10分歩いたところに立っている。
山道は加賀白山の登山道を兼ねていて、現在、大杉までは約420段の石段が整備されている。入口には立派な駐車場もある。
登山道とはいえ、山頂までは、直線距離にして約25km。ここから登るのは、たいへんな行程だ。中居神社旧境内の途方もない広さも鑑み、白山信仰の奥の深さを実感した。
白山の開山は、越の大徳と称される泰澄大師である。この大杉に関しても、泰澄が挿した杖が根付いたという伝説がある。似たような話は各地に存在するが、この大杉については妙に納得できるような気がしてしまう。
まっすぐ立ってはいるが、姿は異形である。しかし威嚇するようなオドロオドロしい風ではない。なにか優しげである。幹の表面の殆どの部分は既に枯れているが、それにしてもやけに白い。老いの輝きとでもいうべき神々しさを感じる。
長い間、人々が尊敬の念を持って、この大杉に接してきたのも肯ける。 |
|