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名称 板倉神社のケヤキ (いたくらじんじゃのけやき)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 ケヤキ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福島県福島市杉妻町(すぎつまちょう)
〃 3次メッシュコード 5640−43−97
〃 緯度・経度 北緯37度45分01.1秒
東経140度28分07.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月5日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
福島県庁舎と知事公館の間に阿武隈川(あぶくまがわ)に隣接する小公園があって、そこに板倉神社が鎮座する。
県庁付近は、明治維新で廃止された福島城(注2)の城跡である。福島城は、秀吉の奥州仕置によって、また徳川時代になってからの移封で度々城主が代わったが、最後の城主が板倉氏。第8代陸奥福島藩主板倉勝長(いたくらかつなが)が藩祖である重昌(しげまさ)、重矩(しげのり)父子を神として祀ったのが板倉神社のはじまり。
当初は江戸藩邸内に祀られたが、のち福島城本丸内に移され、明治になって板倉氏とともに三河(愛知県)に遷座したが、明治15年(1882)、旧領民の願いによって旧城内紅葉山の現在地に再建されたという。(いくつかの案内板の記述を総合)
板倉神社の横、「もみじ山公園」散策路の脇に左図のケヤキが立つ(「立つ」というより「寝る」と表現した方がよさそうな姿だ)
はじめからこの姿だったわけでなく、何かの自然現象が原因で倒れたと思われる。主幹を途中で失い、断面からは内部の空洞が覗く(恐らく根元まで伽藍堂なのではないか)。切断面近くから伸びた枝が3本の角のよう。
福島城時代からの生き証人と思われる大ケヤキである。
車でお訪ねになる場合は県庁駐車場が便利。来庁者以外でも利用可(有料)。
注2)大仏城(だいぶつじょう)または杉妻城(すぎのめじょう)とも呼ばれる |
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