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「石梨」の背後に広がる風景(八ヶ岳)
根元には観音像?が安置されている |
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名称 石梨 (いしなし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマナシ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 4.7m(注2)
推定樹齢 250〜300年(注3)
所在地の地名 長野県南佐久郡川上村樋沢
〃 3次メッシュコード 5338−74−70
〃 緯度・経度 北緯35度59分09.7秒
東経138度30分23.2秒
川上村指定天然記念物(1972年3月3日指定)
撮影年月日 2008年4月29日
注1)2001年12月に川上村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記案内板による
石梨は、ヤマナシの異称。
このあたりは、千曲川の支流西川が、川上村と南牧村の村境となっている。しかし、理由は知らないが、一部に川上村の村域が千曲川を横切り、左岸台地上の南牧村内に突き出ている場所がある。「石梨」は、その地域の道路脇に立っている。
まったくの独立木で、周囲に視界を遮る物はない。
白雪を戴く八ヶ岳と、植え付けを待つ広大な畑を背景に、ひとり立っている。
地上1.3m地点の実測幹囲は5.3m。ヤマナシとしては、なかなかの巨木だ。
が、そこはちょうど2幹に分岐する部分にあたる。その下はもう少し細い。でも、標記データよりは太そうだ。
根元には1体の観音(?)石像。摩滅して細部がよくわからないが、馬頭観音ではないだろうか。
少し離れて、平成11年11月11日設置(「1」の並びに、良い意味での遊び心が感じられる)の「土地整備記念碑」もある。
もっと近くには、「入りゆかむ千曲の川のみなかみの峰仰ぎみればはるけかりけり」の牧水歌碑も。
人々に愛されているヤマナシなのである。 |
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