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カリンの実 |
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名称 石森のカリン (いしもりのかりん)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カリン
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 2.4m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 福島県いわき市平四ツ波字石森
〃 3次メッシュコード 5540−57−02
〃 緯度・経度 北緯37度05分28.5秒
東経140度54分07.7秒
福島県指定天然記念物(1955年12月27日指定)
撮影年月日 2013年9月24日
注1)福島県教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)『「くわりん」の詩』と題する石碑(1988年12月、忠教寺が設置)による
カリンはボケ科の樹木で、でこぼこなナシのような実をつける。
漢字では「花梨」と書かれることが多い。果実は堅くて生食することができず、見て楽しむのみ、というような意味からだろうか(当否不明)。ただし、芳香を発するため、実を籠に入れて近くに置き、香りを楽しむことは出来る。また、果実酒の材料にもなる。
庭木として植えられることも多いので、カリンを知る人は多いことだろう。しかし、これほどの大木になることを想像できる人は少ないのでなかろうか。
もともと、それほど大きくなる樹種ではないので、スギやケヤキ巨樹の大きさと比べられても困るが、カリンはカリンなりに、長老としての風格はちゃんと身につけている。姿も美しい。天然記念物とされるだけのことはある。
JRいわき駅の北方約3.5km、臨済宗妙心寺派磐城山忠教寺境内に立っている。 |
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