ページタイトル:三輪家のクロマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:三輪家のクロマツ 名称 三輪家のクロマツ (みわけのくろまつ)
名称の典拠 浜松市公式ウェブサイト中の保存樹リスト
樹種 クロマツ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 3.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県浜松市南区石原町
 〃 3次メッシュコード 5237−06−21
 〃 緯度・経度 北緯34度41分23.9秒
           東経137度46分17.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月2日

注1)上記保存樹リストによる





 国道1号と同150号が交差する辺りに石原町がある。
 近くには古川町、下江町、立野町、河輪町等の地名も見られ、まだ治水が思うようにならなかった時代に、このあたりでは天竜川がしばしば氾濫して流路を変えたことが想像される。
 浜松市指定保存樹第10号のクロマツに会うため、石原町の旧家を訪ねた。
 ちょうどご主人が外に出ておられ、見学の願いを快諾して下さった。(とても感じの良い方だった)
 クロマツはきちんと手入れされた前庭に立っている。(家の前の道路からも樹冠部がよく見える)
 直線的な主幹を持ち、それが斜めに傾いている。
 特に樹形を整えた様子は見えず、太い枝が無造作にあちこち伸びているが、やや南に偏りつつも、全体になんとなくバランスはとれている。クロマツ自らが日光を求めた結果、このような姿になったのだろう。
 素人目ながら、樹勢も良好に見える。素晴らしい大松だ。
 樹下に、浜松市が設置した案内板があった。
 それによると、このマツは「薙刀(なぎなた)のマツ」と呼ばれ親しまれてきたとのこと。直線的な主幹が、最上部に至って曲線的にやや反っていることから、薙刀が連想されたのだろう。
 『古くは、天竜川を渡る船が目印にしたとも言われています』ともあった。
 現在、天竜川からは1.6kmほど。その距離でも見えて不思議はないが、かつての天竜川はもう少し近くを流れていたのかも知れない。
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