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名称 石橋のカツラ (いしばしのかつら) 名称の典拠 「日本の巨樹・巨木」 樹種 カツラ 樹高 29m(注1) 目通り幹囲 16.6m(注1) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 岩手県大船渡市日頃市町(ひころいちちょう)字石橋(上石橋) 〃 3次メッシュコード 5841−55−82 〃 緯度・経度 北緯39度09分14.5秒 東経141度39分27.0秒 大船渡市指定天然記念物(1972年2月25日指定)(注3) 撮影年月日 2017年5月14日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)天然記念物指定名称は単に「かつら」 大船渡中心部から盛川(さかりがわ)に沿って住田町方面に向かう。 市境まで約3km。岩手開発鉄道のガードを潜る直前で右折、国道107号から県道180号(上有住日頃市線)へ。この分岐から2km弱で、カツラが立つ上石橋の集落に至る。 天然記念物の大カツラが立つのは集落西側の家のお庭。撮影許可を願ったところ、快く応じて下さった。(感謝) 株立ちのカツラで、近くに立つと、根株の大きさに圧倒される。 一般に見られるように、幹が揃って上に伸びるのでなく、放射状に広がるように伸びている。周囲が開けているので、このような形になった方が日光を受ける効率が良いのだろう。 そんな樹形も相まって、幹がやや疎らな印象を受ける。折れたり、伐られたりした幹も目につく。そして蘖(ひこばえ)が殆ど見られない。葉の繁り具合から、目下の樹勢は良さそうに思われるが、後進の幹が育たないとなると、ゆっくりと規模は縮小されてゆくのかも知れない。 カツラの根元には、しっかりした造りの小祠。その手前には朱塗りの鳥居。カツラは家の守り神として大切にされているものと思われた。 |
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