ページタイトル:伊勢宮のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:伊勢宮のクスノキ 名称 伊勢宮のクスノキ (いせのみやのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 25m/30m(注1)
目通り幹囲 7.9m/7.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県長崎市伊勢町
 〃 3次メッシュコード 4929−07−91
 〃 緯度・経度 北緯32度45分06.7秒
           東経129度53分04.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。いずれも前者が左図のクスノキのデータ





 長崎市街地の東に、お寺が並ぶ一角がある。都市計画に基づいて作られた城下町でしばしば見られる光景である。(長崎は城下町ではないが)
 その寺院地区の西には、麹屋町、桶屋町、万屋町、油屋町など商人町・職人町らしい名とともに、伊勢町、八幡町、諏訪町など神社の名を冠した町名が見える。
 伊勢町の名は、大クスがある伊勢宮と無関係ではあるまい。
 掲げられた略歴によれば、開創は寛永6年(1629)。長崎が徳川幕府の天領となって24年後のことである。戦国期の領主大村純忠(おおむらすみただ)が寄進してイエズス会領となった際に、領内の寺社はすべて破却されただろうから、かつてのイエズス会領にある神社や寺は、みなそれ以後に新しくできたものであろう。この開創年代でも、ここでは古い歴史のある神社に属すると思われる。
 境内に2本の大クスがある。
 1本は向かって右側。境内社の「楠稲荷神社」近くに立っている。(左図) こちらの方が太い。
 もう1本は、本殿後方。
 これらの大クスは、イエズス会の時代を知っているのだろうか。
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