ページタイトル:犬井道海童神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:犬井道海童神社のクスノキ 名称 犬井道海童神社のクスノキ
    (いぬいどうかいどうじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 14m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1) 実際はもっと細い
推定樹齢 不明
所在地の地名 佐賀県佐賀市川副町犬井道(注2)
 〃 3次メッシュコード 4930−62−15
 〃 緯度・経度 北緯33度11分04.5秒
           東経130度19分08.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月19日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2007年10月1日、佐賀市に合併。旧行政区は佐賀郡川副町





 かつての川副町役場と戸ヶ里漁港を結ぶ道路の脇に海童神社がある。
 主祭神は上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)、中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の3柱。言わずと知れた海の神様で、住吉三神(上筒男命、中筒男命、底筒男命)と役割が似ているように思うのだが、住吉三神とは兄弟に当たることになっている。
 綿津見神(わたつみのかみ)は海神とも少童神とも記される。社号の海童は、祭神そのものを表しているわけだ。戸ヶ里漁港と直接の関係があるのかどうか知らないが、いずれにしろ、有明海で漁をする人たちが豊漁と安全な帰還を願って信仰してきたのではあるまいか。
 戸ヶ里港に向かう道路を進むと、境内の端、石垣から身を乗り出すように立つクスノキが目に入る。
 通行の安全のため、道路側に伸びた大枝は、みな途中で切られてしまったが、樹勢は悪くなさそうだ。
 ただし、残念ながら、データほどの大きさはないように思われる。
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