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名称 伊野一本スギ (いのいっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注2)
推定樹齢 1000年以上(注3)
所在地の地名 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲岐礼(注4)
〃 3次メッシュコード 5336−25−51
〃 緯度・経度 北緯35度33分08.9秒
東経136度38分18.3秒
岐阜県指定天然記念物(1964年3月2日指定)
撮影年月日 2011年6月5日
注1)揖斐川町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年1月31日、揖斐川町に合併。旧行政区は揖斐郡谷汲村
根尾川右岸、県道255号(上大須長瀬大野線)を北上すると、樽見鉄道高科駅に近づく頃、下図の姿が正面に見えてくる。まさしく、この地のランドマークと言える大杉である。
新宮神社という名の小さな神社の背後に立っている。その後ろには谷汲デイサービスセンター。広大な駐車場の隅をお借りして、車を停めさせていただいた。
実は、環境省巨樹データベースには、このスギは株立ちの巨木として登録されている。調査員の方が何か勘違いされたのだろう。写真でお分かりのとおり、実際は間違いなく1本の巨木である。
3支幹に分かれる辺りからスギと異なる幹が伸びている。すでにかなりの大きさだ。多分、スギの内部は空洞になっていて、この木は自分の根を地中まで下ろしているのだろう。樹勢も良さそうだ。葉や幹の姿からモチノキではないかと思うのだが、樹種鑑定にはあまり自信がない。違っているかも知れない。
当の大杉自体も樹勢は良好。まだまだ大きくなりそうな勢いである。
※平成30年(2018)9月4日、台風21号の強風で、樹姿の要である主幹が約7mの高さで折れてしまった。人に被害はなかったが、倒れる際に電柱を巻き込むなど、建造物に被害が出たようだ。左図の雄姿がもう見られないと思うと、とても残念である。(神奈川県在住のSさんから、倒れた一本杉の写真を添えて教えていただいた。感謝)(2018.12.07追記) |
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