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名称 鴨神社のクス (かもじんじゃのくす) 名称の典拠 「樹々山坊」 樹種 クスノキ 樹高 不明 目通り幹囲 6.6m(注1) 推定樹齢 500年(注2) 所在地の地名 三重県いなべ市大安町丹生川上(注3) 〃 3次メッシュコード 5236−54−41 〃 緯度・経度 北緯35度07分19.2秒 東経136度30分40.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2019年4月1日 注2)「延喜式内 鴨神社」と題する案内板による 注3)2003年12月1日、員弁(いなべ)郡内の4町が合併して「いなべ市」誕生。旧行政区は員弁郡大安町 三岐(さんぎ)鉄道丹生川(にゅうがわ)駅の西750mほど。地名から想像すると、かつて「上」「中」「久下(ひさか)」の3部分に分かれていたと思われる丹生川地区の、丹生川上に鴨神社が鎮座する。 案内板によると、祭神は鴨別雷神(かもわけいかづちのかみ)ほか4柱。延喜式神名帳伊勢国員弁(いなべ)郡10座の一つ、鴨神社に比定される古社のようだ。 10月20日の大祭の夜(現在では、3年に一度、10月20日に近い土曜日の夜)に行われる勇壮な屋奉松明(やほたいまつ)神事が有名らしい。(「鴨神社夜火(やほ)松明」として、いなべ市指定無形民俗文化財) 三重県公式サイトの一つ「三重県インターネット放送局」によれば、神事の由来は創建時まで遡る。 京都からの御神宝を迎える際、山越えに時間がかかり、夜になってしまったため、松明を焚いて迎えたのが始まりと伝えられているらしい。 その後、祭りは形を変え、現在では長さ5m、重さ900kgにも及ぶ大松明を2つ作って点火。それらを立てたり倒したりしながら、境内を移動する。途中、鳥居の下まで運んで鳥居を焦がしたりもする。(上記サイトで動画も公開されている) その鴨神社に、幹囲6.6mの大クスが立っている。 クスノキは境内の東端、鳥居の近く。屋奉松明神事が行われる広場にも近い。 クスノキも、この神事を楽しみにしていることだろう。 |
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