ページタイトル:芋穴所のマルカシ 当サイトのシンボルマーク

画像:芋穴所のマルカシ(幹と並ぶ)

画像:芋穴所のマルカシ
名称 芋穴所のマルカシ (いもあなどのまるかし)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 アカガシ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 静岡県藤枝市瀬戸ノ谷
 〃 3次メッシュコード 5238−31−74
 〃 緯度・経度 北緯34度59分03.7秒
           東経138度10分53.4秒
静岡県指定天然記念物(1962年2月27日指定)
撮影年月日 2020年10月4日

注1)静岡県教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 奥大井湖の東に聳える七ツ峰(1533m)、天狗石山(1366m)から南に長く延びる稜線がこのあたりの市町界となっている。
 かつて山頂付近が高根白山神社の社地であった(?)高根山(たかねやま、871m)も稜線上の一座で、稜線の東が藤枝市、西は島田市。
 北から延びてきた稜線が鞍部を過ぎて高根山への登りにかかって間もなく、稜線上に左図のアカガシが立っている。藤枝・島田、どちらの市に属すのか紛らわしいところだが、静岡県公式サイトの文化財一覧表で「所在市町」を藤枝市と明記してあるところをみれば、ここでは市境がしっかり確定しているのだろう。
 高根山付近の稜線上には歩道があって、森林浴を兼ねたトレッキングコースとして利用者も多いようだ。
 私はトレッキングが目的でなく、アカガシのピンポイント探訪なので、高根山登山は省略。ほぼ等高線に沿って山頂を巻く林道を歩くことにした。(上記の鞍部で林道と山道が出合う)
 なかなか立派なアカガシだ。
 大きさもさることながら、樹勢も良さそうで、大枝を多く残し、支柱なしで遠くまで枝先を伸ばしている。(一部に他の木に寄りかかっている部分はある)
 直接幹に触れることが出来るのも嬉しい。
 地元ではマルカシと呼ばれているようだが、これはカシの仲間では比較的葉が丸く、鋸歯もないことからそのように呼ばれたのだろうと思われる。
 なお、樹名の芋穴所は地名のようだ。
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