ページタイトル:東山代の明星桜 当サイトのシンボルマーク

画像:東山代の明星桜_1


画像:東山代の明星桜_2
名称 東山代の明星桜
    (ひがしやましろのみょうじょうざくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 エドヒガン
樹高 13m(注1)
目通り幹囲 5m(注1) これは株回り
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 佐賀県伊万里市東山代町浦川内(うらがわち)
 〃 3次メッシュコード 4929−76−26
 〃 緯度・経度 北緯33度16分31.2秒
           東経129度49分56.9秒
佐賀県指定天然記念物(1993年3月31日指定)
撮影年月日 2025年3月27日

注1)伊万里市公式サイトの文化財紹介ページによる
注2)現地の樹名板による(伝承樹齢と思われる)





 この桜が立つのは東山代小学校の南方約1.2km。地図上で説明すると、松浦鉄道の里(さと)駅と東山代駅とこの桜とで正三角形を形作る位置と言えば、およその位置が分かっていただけるだろうか。
 上記文化財紹介ページに、名称の由来や伝承樹齢の根拠についての説明が載っているので、それを引用させていただこう。
 『今から800年以上前に京都の公家、浦内淡路守(うらうちあわじのかみ)が、松浦党の源直(みなもとのなおす)の家臣になり、浦川内を開拓しました。その浦内淡路守が望郷の念にかられて京都の壬生寺(みぶでら)のサクラを持ち帰って植えたという伝説があります。夜間、樹下で火を焚いてながめると、花びらに火が映えて、明星のおもむきがあるというのが名の由来といわれています
 地面から4幹が立ち上がり、その中で最大の幹は、立ち上がってすぐに2幹に分かれている。従って、全部で5本の幹が放射状に広がり幅の広い樹冠を支えていたようだ。
 そのうち3幹は隣接し、最大の1本は少し離れているが、全体として一体感があったと思われる。
 最近、最大の1本を残して、3本が地表近くで折れてしまった。(注3)
 折れた3本のうちの1本は辛うじて小枝を残しているが、あとの2本は枯れるのを待つばかりのように思われる。訪ねるのが少し遅かった。
 しかし、まだ美しさを失ったわけではない。
 訪ねたのが小雨がちの曇天下でなければ、もっと美しい姿を紹介できたと思うのだが…。それが残念。

注3)帰宅後、調べてみたら、昨年(2024年)夏の台風で折れたらしい
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