ページタイトル:今原八幡神社のナラガシワ ロゴ:人里の巨木たち

画像:今原八幡神社のナラガシワ(向かって右の個体)

 ↑ 向かって右のナラガシワ(5.0m)


 ↓ 向かって左のナラガシワ(4.2m)

画像:今原八幡神社のナラガシワ(向かって左の個体)
  名称 今原八幡神社のナラガシワ
    (いまばらはちまんじんじゃのならがしわ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ナラガシワ
樹高 20m/25m(注2)
目通り幹囲 5.0m/4.2m(注2)
推定樹齢 いずれも300年(注2)
所在地の地名 広島県三次市三和町敷名(今原)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−07−10
 〃 緯度・経度 北緯34度40分55.0秒
           東経132度52分31.0秒(注4)
三次市指定天然記念物(1994年6月29日指定)
撮影年月日 2017年3月25日


注1)天然記念物指定名称は「今原八幡神社のナラガシワの木」、現地の案内板(旧三和町教育委員会が設置)では「今原八幡神社カシワの木」
注2)その案内板による。いずれも前者が社殿に向かって右側に立つ個体
注3)2004年4月1日、三次市に合併。旧行政区は双三郡三和町
注4)これは向かって右(左上図)の個体の位置





 美波羅川(みはらがわ)右岸、国道375号の東に今原八幡神社が鎮座する。
 社殿の手前、境内平面の両端に、一対のナラガシワ巨木が立つ。位置から見て、人の手で植えられた可能性が大きいように思われる。
 案内板にはカシワとあった。
 カシワもナラガシワもよく似た大きな葉をもち、ともに柏餅の葉として用いることがあるので、当地では区別していないのかも知れないが、植物分類上は別種である。
 よく見ると、カシワの葉の葉柄は無いと言っていいほど短いのに対し、ナラガシワの葉は1〜3cmほどの長さの、はっきりそれとわかる葉柄を持つ。
 そもそもドングリがまったく違う。カシワの殻斗はイガイガで、ナラガシワの方はザラザラである(図鑑でご確認を)。それらの点に注意すれば、私のような門外漢にも違いはわかる。
 カシワもナラガシワも、巨木としてはあまり多くない。それが、2本まとまって立ち、しかも一方は幹囲5mに達する大きさを持っている。
 他の場所では見られない光景である。
 
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