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名称 生樹の門 (いききのもん)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 クスノキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 15.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛媛県今治市大三島町宮浦(注3)
〃 3次メッシュコード 5133−20−90
〃 緯度・経度 北緯34度14分52.0秒
東経133度00分30.4秒
愛媛県指定天然記念物(1951年11月27日指定)
撮影年月日 2013年5月22日
注1)正確には「生樹の門(クスノキ)」と括弧付きで記すのが本来の指定名称。現地の案内板や途中の案内表示では「生樹の御門」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年1月16日、今治市に合併。旧行政区は越智郡大三島町
境内のクスノキ全体が国指定天然記念物とされている大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の東方に少し離れて奥の院がある。そこに至る参道の途中に、2本が融合した大クスノキが立つ。
生きている木のトンネルがまるで門のようだ、ということで「生樹の門」の名前になったと思われる。
愛媛県教育委員会による解説(PDFファイルで入手可)では、「昔から根部をくり抜いて通路にした」とある。想像するに、多分、自然に出来た空洞をもとに、若干の手を加えて、通り抜けられるようにしたのでなかろうか。
その後、不老長寿を願い、門内に露出する根を切り取る不届者がいたようで、「近年、門は閉鎖されている」ともあるが、私が訪ねたときには通行可能だった。
ところで、せっかく「生樹の門」の名をもらったのに、門がある肝心の太い方の幹は、もう枯れてしまったように見える。門の閉鎖が遅すぎたということなのだろうか。残念なことだ。
なお、「生樹の門」は大山祇神社の所有ではなく、小見山部落の共有物である。そのため、国の天然記念物指定からは外れている。 |
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